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魔法使いとトリコロールの猫。

ヘルミーナとクイズが好きなウィズッター(Twitter: @hermina_quiz)。「黒ウィズは3色パネルを踏んでこそ!」と思ってます。Twitterでは主にウィズのことをつぶやいておりますが、こちらでは主に日常の話を呟こうかと思ってます。

電通の過労死事件から考えた。

かたや1年間に2000時間働いて一人当たりGDPが3万2000ドル。かたや1年間に1400時間程度しか働かずに一人当たりGDPが4万ドルーー。前者はアジアの経済大国・日本、後者はヨーロッパの経済大国・ドイツの話です。

そしてもう一つ。1990年代には世界一だった日本の国際競争力は、今や世界で20番台で推移しているそうです。

すると、多くの人は思うことでしょう。一体なぜこうなったんだ、と。この先の日本には希望がないのか、と。

高度経済成長の時代には、日本経済を牽引していたのは工場でした。工場では、24時間操業しているのが理想、加えて力のある男性が仕事に向いているという話になります。すると、長時間力仕事をしてくたびれて帰ったら「メシ、風呂、寝る」という生活になるのだそうです。

ところが、今となっては経済の中心が製造業からサービス業へとシフトしています。サービス業は労働時間が長ければよいというわけではなく、アイデア勝負の産業です。人間が頭を使うのは一日にせいぜい2時間×4セットが限界なのだそうです。これはウィズをやっていれば分かると思います。魔道杯を8時間も10時間もぶっ続けで走ると、誤答やターゲッティングミスが増えるというのは経験したことがある人も多いことでしょう。

タイトルに立ち返ってみましょう。亡くなった電通の社員のTwitterに、午前4時になってようやく帰れるといったツイートがありました。さすがにこれではアイデアなんて出ないでしょ。製造業ならいざ知らず(ダメだけど)、サービス業でこれはさすがに労働生産性を考えると絶対ダメでしょ。時代錯誤も甚だしいってもんでしょ。こう言いたくなってしまいます。

これからの働き方は、「メシ、風呂、寝る」の代わりに「人、本、旅」なのではないかと思います。いろんな人に会って、いろんな本を読んで、時に旅をする。このようにして様々な分野に広い興味関心を持ち、思考のタコツボ化を防ぐ。こうすることによってこそ、新しいアイデアが生まれるはずだと思います。日本の国際競争力が落ちていると前に書きましたが、実は私自身そこまで悲観はしていません。というのも、今回の電通の過労死問題を奇貨として働き方改革に真剣に取り組めば、まだまだ労働生産性の向上によって日本が国際競争力を取り戻す余地は大きいと考えるからです。